VAISHALIの遺跡
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360VaishaliAshokaPole    広大な遺跡公園の中に整備されたSTUPAは有ります。


 2004年9月にインド東部の仏教遺跡を巡礼しました。
 ここVAISHALIの現有するAshoka-Poleの在る遺跡は名も知れない片田舎に在ります。
 ガイドも数年前に一度しか訪れたことが無いためはっきりした記憶が無く、何度も住民に聞いては走るを繰り返し、やっとのことで辿り着きました。
 お目当てのポールは痛みも少なく良く保存されていました。
 余り辺鄙な田舎に在った為、歴史上の異変に会わなかったものと思われます。
 良いものを見られたと感謝の念が沸いてきました。
 帰路には、仏舎利が発掘された遺跡にも立ち寄り拝礼させて戴きました。
 この仏舎利はPATNA市の博物館に厳重に保管されていますが、偶然と幸いが重なって、現物を拝むことが出来ました。

360VaishaliAshokaPole    直径70〜80a・地上高が6〜7bのライオンの乗った堂々たる一本の石柱です。


362VaishaliAshokaPole    現在はコンクリートで固められて建っていますが、往時は礎石が在ったでしょう。

現遺跡の地表は、周囲の水田と同じ位か、少し低いようですが、創建当時は河川の氾濫を考慮して遺跡全体を高く造ったでしょうから、長い年月の間に埋まってしまったのでしょう。


362VaishaliAshokaPole    残念ながらSTUPAに向いていますので、正面からの画像は撮れませんでした。


367VaishaliAshokaPole    遺跡の建築群も相当な大きさがあった様子から、往時はポールは目立たない存在だったと思うと良く残ったものと思います。


370VaishaliAshokaPole    なるべく前から撮ろうとしましたが、この辺が全体を撮る限界です。

STUPAやポールの拝礼してから、デジカメで撮っていると右下の女性(前画像で青色服)が声を掛けてきて「遺跡の説明をしましょうか?」とのことでした。
英語での説明では細かいニュアンスが理解できないし、ガイドの通訳を通してでは同じことなのでお断りさせて戴きました。
大学で歴史を専攻したが、田舎では職が無く、此処で働いているとのことでした。清楚な感じの女性でした。


368VaishaliAshokaPole    STUPAの大きさも相当なものです。左方に見える建物が管理事務所で此処から入ります。


369VaishaliAshokaPole    後方には大きな建物跡が広がります。ほとんどが土中に埋もれていたのでしょう。


366VaishaliAshokaPole    敷地内には大きな池が在ります。沐浴場でしょうか?。方形でないのが気にかかりました。


361VaishaliAshokaPole    収容された敷地は柵でお解かりのように、広大でサリーを着た女性が炎天下で雑草取りをしていました。


379Vaishali Budshari     帰り道に、STUPAを完全に発掘し、仏舎利が出た遺跡公園を訪ねました。今は屋根を架けて保存されています。

園内には私の大好きなブラシフラワー(金宝樹)が植えられていましたが、赤色の花はこの一輪だけでしたが画枠に入れ撮りました。


376Vaishali Budshari  発掘跡は土が掘り返されただけの何も無い柵囲いです。幸運にも、ここの仏舎利は後でPATNAの博物館で見ることが出来ました。


381Vaishali Budshari     園の裏手にはとても大きな池が在り、石段も整備されていましたので、沐浴場と思われます。

長旅の旅行団でしょうか、バスを泊め衣類の洗濯をしている様子です。


380Vaishali Budshari     一方には、現代の白い塔の在るお寺が在ります。バスの人達はこちらをお参りしたのでしょうか?。


382Vaishali Budshari   暗緑服のガイドが村人に昼食の摂れるところを尋ねてますが、傍らには沢山のレンガが積まれてます。出荷か、工事か?。


383Vaishali Budshari     尋ねた村の広場の食堂は休みでしたが、傍らの祠ではお祭りの土偶の神様を作っていました。


384Vaishali Budshari     広場の片端に竹で編んだ物が二つ在りました。何にどう使うのかとても興味が沸きました。

今日ではヒンドゥーの神様を信心している村人は、仏陀のSTUPAの発掘にも抵抗が無かったのかも知れません。


これでVAISHALIの遺跡の紹介を終わります。

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ご覧戴き有難う御座います。

以下は道中見かけた人々のスナップ画像を紹介させて戴きます。

道中のスナップ録

359VaishaliAshoka       アショカポールを探して約2時間程やっと車が通るような、こんな村道をウロウロしました。

 村の若者が屯している所で道を尋ね、ついでにバイクに乗っていた青年に道案内を請うたら快く先に行き、教えてくれました。チップを遣り忘れて後悔しています。


357VaishaliAshoka      村内にはアチラコチラに竹網の飼葉入れと牛糞の山が在りました。


392Hanumoon     帰り道でハヌムーン(猿顔の神様)のお祭りに遭いました。近郷近在の人出で道路も大混雑でしたが、少し見学させて貰いました。


401Hanumoon    祠の中は、女性と子供が足の踏み場も無いほど座っていました。拡声器の音楽とお祈りの言葉で皆さん楽しそうな顔です。


403Hanumoon    拡声器はこの自家発電機の電力ですが、祠の隅で大きなエンジン音を出しています。雑音を気にしない様子です。


400Hanumoon     一部では祈祷もしています。


396Hanumoon   狭い参道には、所狭しと露天商が店を拡げています。生活雑貨や食料・衣類・おもちゃ等と、にかく珍しい。


399Hanumoon     これは何だろうとガイドに聞くと厄除けや縁起をもって、手のひらや顔・腕などにスタンプして貰い、僅かなお金を払うとの事です。


394Hanumoon    沿道には屋台が沢山出ています。こちらは甘いお菓子屋さん。ガイドが味見を勧めますが!。結構おおらかに抓んでいました。


389Hanumoon     豆やさんでしょうか。


409Hanumoon   道の向かい側の人形をぶら下げている屋台(右下拡大)を撮っていると、皆さん除けてくれます。純朴な人達なんですね!。

 一方ガイドはこれから帰る道筋は夜遅くなると近郷の村から銃を持った追剥が出るので、夜になると軍隊の警護を依頼しなくては危ないからと、時間を急がせます。


453PatnaBuddhaRelicGallery  PATNA市へ戻り仏舎利や仏像も沢山有ると言うので、博物館を見学しました。入口の門も素晴らしい彫刻です。

   

449PatnaBuddhaRelicGallery    建物もインドらしいものです。


447PatnaBuddhaRelicGallery    アチコチに素晴らしい発掘品が無造作に置かれています。館内は撮影禁止です。


445PatnaBuddhaRelicGallery   ここは仏舎利を保管している特別室です。頼み込み入口のみ撮影をさせて貰いました。

 館の入口で外人用のチケットを買い見学を始めたら、途中で「特別料を払えば仏舎利を見せる」と言っていると、ガイドが言います。
 「ままよ!」と承諾するとパスポートを預けさせれれ、小銃を持った警備員付きで私一人だけ特別室へ案内されました。
 厳重に鍵の掛かった扉を二枚通り、中でも施錠します。壁に埋め込まれた金庫を開き小さな壷に入った仏舎利を拝ませて貰いました。
 偶然と言うか、強運と言うか正に幸運なんでしょうか?とても嬉しい思いをしました。
 今回アショーカポールを見た帰りに寄った、発掘したSTUPAから出た物との事です。


VAISHALIへの道中スナップッを終わります。次の巡礼地編でまた紹介させて頂きます。

ご覧戴き有難う御座います。
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