
122Bodhgaya 入口です。
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2004年9月にインド東部の仏教遺跡を巡礼しました。
首都NEWDELHIでスルーガイドと車を雇い幾つかの遺跡を参拝した中の一つです。
ここブッダガヤ遺跡はガンジス河沿いのビハール州(Bihar)の州都パトナ(Patna)から南へ約100`程のガヤ市Gaya)南方の所に在ります。
ここもまた利根川程の河沿いに在ります。
仏陀が菩提樹の下で説法をなさった仏教の総本山的な聖地です。
歩いても遠くない西方には各仏教国のお寺が多数建てられ参拝者の宿泊にも役立てられています。
また、河を渡った所には断食明けの仏陀にヨーグルトをあげたスジャータの遺跡らしい寺も在りました。
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122Bodhgaya 入口を入って行くと右側に木の間越しに四角錐状の高い塔が見えて来ます。
敷地内の柵は豪勢な造りで、ピンク色に塗装されています。派手な色使いもこの国の特徴の一つでしょうか?。
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169Bodhgaya 約100m程も進むと右に門が有り、入って直ぐの所で履物を預けます。
他の国でも聖地では時々履物を脱ぎ素足になる場合が在ります。当然の事なんでしょう、皆さん整然と行動しています。
更に進んだ右側の所に門が有り、正面に大塔が大迫力で見えます。この門も独特な形をしています。
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124Bodhgaya 門から石段を約5m程も降りた所が塔の基石の部分です。当時はここが地面だったのか、こう造ったのか?。
まるっきり下から見上げるのと違い、初めにある程度高い所から目線が行くのは迫力が増している気がします。
また、塔に安置されている沢山の仏陀像も肉眼で見えます。まるで天に突き刺さるようです。
残念ながら参拝した時間は逆光になり画像が良くありません事をお詫びします。
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124Bodhgaya 参道には大理石が敷き詰められています。門や柱の形も独特な形をしていて、聖地の雰囲気は素晴らしい。
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127Bodhgaya 大塔への参道の両脇には小さなストゥーパが在ります。画像で見るように上の生垣からは相当に下がっています。
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128Bodhgaya 大塔の直ぐ前に在る門です。
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129Bodhgaya 門柱の袂にはお祈りする婦人像が置かれています。右は参拝するインド美人(肥えているのが良い)の方です。
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124Bodhgaya 大塔は更に頑丈な柵で仕切られています。
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133Bodhgaya 大塔の中にはお線香を上げる香炉が無いのでウロウロしていると、管理人らしい人が植木鉢を指差しますのでそこで我慢して中に進みました。
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134Bodhgaya 中はとても狭く、手前の部屋は10畳程でしょうか、奥に金色に輝く仏陀像が見えます。とても厳かな厳粛な雰囲気です。
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124Bodhgaya 奥の間には両脇に座して礼拝する信者が次々と交代しながらお祈りをしています。とても静かで荘厳な空間です。
画像よりも仏陀はとても優しいお顔をしています。遠い道のりを苦労して参拝に来る一人一人に安らぎを与える言葉が聞こえるようです。
とても感動しました。ここ迄遠い道程を来て良かったと心底思いました。
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136Bodhgaya 大塔の外周には沢山の仏陀像が安置されています。どれも見事な作です。
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138Bodhgaya 夫々の仏陀のお顔がどれも優しそうに見えましたのは私だけでしょうか?。
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139Bodhgaya 独特のデザインは荘厳さを際立たせています。上部は修理か修復か工事中でした。
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140Bodhgaya 境内には高僧のストゥーパが沢山在ります。一方、参拝者も思い思いの所で聖地を味わっているのでしょうか?。
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141Bodhgaya 仏を守護する神様も見掛けます。
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 143Bodhgaya 大塔のちょうど後ろには、菩提樹があり、そばに金剛法座が在ります。脇には木箱に入った佛足石が2個あります。
ガイドの話では、現在の菩提樹は最初の木から採った分木をタイ王国に送った木から更に分木して戻したものが大きくなったとのことです。根元に在る金剛法座には、日本のオーム教の麻原がそのに上がってけがしたのでその後周囲を柵で囲ってしまった。ささげ物をする人は係りの人に御願いしてあげてもらう様になってしまった。以前は沢山のささげ物があったが今はそれ程でもないとのことです。
風聞では、清めの儀礼や柵の費用など日本政府は数百億円の出費をしたと記憶していますが、この整備状況から見て本当かも?と思われます。
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144Bodhgaya 菩提樹と金剛法座は、とても頑丈な柵で仕切られています。
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145Bodhgaya 可能な限り近寄って撮りました。金剛法座には、天蓋が架けられささげ物が置かれていました。
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146Bodhgaya ハート形の葉は、艶が有りとても生き生きとしています。
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148Bodhgaya 参拝者は引きも切らず訪れます。皆とても満足した清清しい顔をしています。
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151Bodhgaya 仏足石には、聖紋が刻まれています。なぜか2個あります。デジカメでは聖文まで写らなくて済みません。
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154Bodhgaya 大塔の北面です。数分前までこの台の周りを唱和しながら廻っているお坊さんのグループが有りました。
参拝者は時計回りに大塔を何回か廻っているようです。急ぐでもなし、止まるでもなし、あちらこちら見ながら聖域を堪能している様子です。
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158Bodhgaya 境内の南には大きな池が有り、中に蛇が絡んでいる仏陀の座像が在ります。
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160Bodhgaya 池の水に足を入れて拝礼する人、水を頭に付ける人、小さな入れ物に汲んで持ち帰る人、様々です。
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159Bodhgaya 石段の脇には占いらしいことをしている人々が沢山居ます。この夫婦の真剣な様子に感動しました。奥さんはとても満足したお顔をしていました。
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163Bodhgaya 入れ替わり立ち代り、参拝者が曳きも切れません。ここにもアショーカポールが在ります。
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161Bodhgaya 比較的高齢と思われる夫婦連れが目に付きます。一生懸命働き共に参拝できる喜びが伺われます。
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165Bodhgaya 帰りの通路から、大塔の南側の境内を撮りました。
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167Bodhgaya 入口へ向かう帰りの通路です。左側の並木はアショーカの木と呼ばれ大切にされています。すらりと細身の木姿と細長い葉です。
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172Bodhgaya 聖地の東を流れる川を渡り、悟りを啓いた場所へ向かいました。振り返ると大塔が一際高く見えます。
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174Bodhgaya 大きなストゥーパの遺跡が在ります。
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173Bodhgaya 東へ廻り拝礼させて戴きました。ここは、スジャータ村だそうです。
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175Sujata Vile. 北東の田圃越しに修行をしたと言われる「駱駝山」が見えます。ガイドに登って見ますかと聞かれたが遠慮しました。
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176Sujata Vile. 一方、東にはスジャータ娘が乳牛を差上げたと言われるお寺が有ると聞いて田圃の畦道を伝い見に行きました。
白い塔の有る白塀の所です。途中何度か行き交う人に会い、水田の狭い畦道で避けるのは苦労しました。何故かガイドは付いて来ません。
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181Sujata Vile. 訪れる観光客は無い様子で、ただ、この人形が在るのみです。画像右の入口には「SUJATA
TEMPLE」の名盤が有ります。
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これでBODHGAYA遺跡の紹介を終わります。

ご覧戴き有難う御座います。
以下は道中見かけた人々のスナップ画像を紹介させて戴きます。
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道中のスナップ録 |

043To Varanasi バラナシへ向かう途中の小さな町の市場です。
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044To Varanasi 何処でも見かけた自転車の輪を使った台車の屋台です。舵は無さそうなので持ち上げて向きをかえますか?。
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045To Varanasi 田舎町にも世界で有名なメーカーの看板を見掛けます。お店はドアーの無いオープンショップです。エアコンの普及はこれからです。
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047To Varanasi 手前から、磨き上げたバイクに婦人とを乗せてる靴を履いた人、携帯片手にバイクで走る人、素足で休む人、ピンク色は祠です。
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052To Varanasi 竹組はお祭の祭壇を造ってるとのこと、牛は自由に歩き廻っていますが持主は居るとのことです。新品のリキシャー乗ってみたいですね!。
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056Varanasi Hotel イギリス領だった歴史からか、ホテルは何処も清潔です。旅の荷物は何時もこのリュックサック一つです。
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059To Varanasi Ganga ガンジス河の橋からバラナシの川岸を撮りました。死体を焼く光景は見たく無いのでこの町はパスしました。
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061To Bodhgaya 解体屋さんと思われます。右側のキャブには「目」が描かれています。国民は人生を楽しんでいますね!。
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078To Bodhgaya 途中で昼食を摂ったホテル兼用のレストランです。ガイドが日本人の私でも食べられる様にと気を使って探してくれましたが?。
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068To Bodhgaya 入口脇には厨房が有ります。什器類と周辺にハエの飛交う有様を見ただけで遠慮申上げたい気分ですが?。
空腹を紛らわす為に「チャイ」(ミルクティー)を頼みましたが、子供が汚れた手で鷲つかみにして持ってきたグラスの汚れを見て、ガイドに洗って貰う様頼みましたら、新しい紙コップを出してくれました。有難い心使いを受けましたが、なんともはや?。
運転手とガイドが食事する間周囲をブラつかせて貰いました。
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068To Bodhgaya 「柔らかいナン」を焼くカマドを撮らせてもらいました。 |

070To Bodhgaya 一軒置いて隣が靴屋さんでした。
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072To Bodhgaya 弟子が二人。
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073To Bodhgaya 親方は奥で仕事をしていました。寝具らしきものが有りますので、此処で寝泊りするのでしょう。
ミシンの向こうに見える白いステンレスの缶は親方の奥さんが作ったお弁当でしょうか?。
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074To Bodhgaya トタン屋根の裏は断熱効果の有る竹木造りです。
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075To Bodhgaya レストランの前ではジープの修理をしていました。タイヤと車軸を外しブレーキカップのオイルシールの交換です。
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076To Bodhgaya 近寄って撮ったら怖い顔で睨み付けられてしまいました。しかし、油汚れも厭わず素手でのブレーキ修理には驚きです。
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077To Bodhgaya こんな田舎にも、道路には近代的なローラー車が有りました。
一方、その向こうの人は井戸にでも使うのか鉄パイプを頭に乗せて運んでます。
更に向こうの4人はスクリュー式の揚水ポンプの修理をしています。
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080To Bodhgaya 来た方角には「TATA」社製の大型トラックが止まっていました。食事をしているのでしょうか?。
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079To Bodhgaya 昼食も終わり出発です。TATA社製のこの白い乗用車をチャーターしました。日産自動車の初代ブルーバードに良く似ています。
2,000ccでエアコンも有り、クッションも良く結構悪路でも快適に走ります。ただ、最高速度は80km/h?まで出るのかな?。
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083To Bodhgaya 外にぶら下るは「タダ乗」と聞いたような気がしますが、本当のところは?。但し、良く見掛ける光景でした。
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097To Bodhgaya 路線の別れる所では乗り継ぎが有りますので、ごった返すのでしょう。落ちたら相当の怪我をするでしょうが?。
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100To Bodhgaya 小父さん、この果物の山を売り切るのでしょうか?。
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104To Bodhgaya 延々と約2`程もトラックが止まっていました。その間を潜り抜けるのにガイドは大声を上げ、どかしながら進みました。
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105To Bodhgaya 原因は川の増水で橋の袂がえぐられ、大型車は通れないとのことでした。車と共に煮炊きをし3日も待っているとの事でした。
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111To Bodhgaya 何処の国でも子供たちは駄菓子屋に群がるのは同じようです。
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112To Bodhgaya 田舎町の市場です。立派な門にはしっかりと議員さんの胸像が有ります。
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113To Bodhgaya 門の近くの道路脇には傘一つの露天商が並びます。
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115To Bodhgaya 小さな区画の水田が広がります。道路脇には立木が有り木陰をつくります。畦道や田中にも椰子や立木が有ります。
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184Sujata V Marrige スジャータ村ではお嫁さんが嫁ぐところに会いました。嫁入道具を積んでお嫁さんも乗り込みます。
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179Sujata Vile. スジャータ寺の道端では、牛の糞を丸平たくして乾かしている婦人に出会いました。煮炊きの燃料になるそうです。
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189Sujata Vile. 同じくスジャータ村の橋の袂では、子供や大人がクリケットで遊んでいました。
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BODHGAYA迄での道中スナップッを終わります。次の巡礼地編でまた紹介させて頂きます。
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