PRE RUP 遺跡
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124PreRup/JUL2004


 有名なアンコールワットから直線距離で東北東へ6.3`余りに位置します。
  東西130b×南北120bの方形の石塀に囲まれた境内には、一辺が60bの方形の階段ピラミッド状の高いテラスの上に主塔と周囲に四基の塔を配した建築群が在ります。
 その周辺には回廊が巡らされていて、更に数基の塔が在ります。
 ここの見所は高いテラスの上に登り、周囲のジャングルの木立越しにKhmerの遺跡群が見えるなど、絶景とまでは言えませんがそれに近い景観が楽しめることです。
 また、レンガの塔の周壁には女神様の像が有り、漆喰で彫られていますが、足の長い9等身?美人です。
 観光ツアーの定番コースですが、暑い日ざしにめげることなく是非上まで登って見ることをお勧めします。

125PreRup/JUL2004            先ずは車を降りると目の前に幾つもの高い塔が眼に飛び込んできます。


3505PreRup/JUL2009      多孔質のラテライト石で積まれた高い塀の内には幾つかの塔や経蔵が在ります。


3504PreRup      ここ東向きの正門から一直線に主塔まで石段を登ることが出来ます。


3506PreRup      通過する各門枠脇には私の興味を引く、飾柱や仙人の彫刻も見られます。


3507PreRup      飾柱の上に有るリンテルも結構残っており、往時の一流の腕を持った石工達の精魂込めた作品を味わえます。


3508PreRup      境内に入ると更に内側に石塀が在り、更にその内側には回廊が巡らされています。(内塀を入って左方の回廊)


3509PreRup      こちらは内塀を入って右方です。左右対称に構成されています。


3510PreRup      何故か立派なリンテルが転がっていました。他にも修復に使われなかった?崩落した部材が見られます。


3511PreRup      回廊の内側左右には経蔵が在ります。後にアユタヤ式と言われる縦長の窓を持った大きな建物です。


3573PreRup      内側より撮った通気窓です。沁み込んだ雨水が流れた跡が見られます。往時は外郭を漆喰彫刻で覆っていたのでしょう。


3512PreRup      経蔵の入口のリンテルです。三つの頭を持った像の神様が彫られています。下辺が曲線に加工されているのも珍しい。


3513PreRup      飾柱の下は、アプサラを踊る姿でしょうか?。


3514PreRup      こちらは主塔に登る途中の飾柱の彫物です。


126PreRup/JUL2004        高く急な石段をテラスの上まで登ります。


127PreRup/JUL2004        とにかく主塔の傍からの眺めは素晴らしい!。


128PreRup/JUL2004        先ずは爽やかな風に当たり一休み一休み。


129PreRup/JUL2004              往時の人々も此処からの眺めを楽しみ、天国に近付いた気分になったのでは?。


3552PreRup      主塔の裏側を撮りました。


3515PreRup      テラスへは四方から登る石段が在ります。段の部分に獅子像が置かれています。時代によって座ったお尻の高さが違うそうです。


3516PreRup      周囲のジャングルの木々の高さよりテラスは高く造られています。アンコールワットの主塔も見ることができます。


3556PreRup      外周の石塀には四方から塔に登る入口がそれぞれ造られています。内側の石塀の入口は小さな塔になっていたようです。


3557PreRup      デジカメで主塔の全景を撮るには無理が在ります。この高さでの修復は相当な苦労が有った事と思われます。


3554PreRup      主塔の正面の門のリンテルは、三つ頭の像にまたがる神様の構図です。


3555PreRup      飾柱の下の彫刻です。


3553PreRup      閉切り門のリンテルも同様な構図です。


3558PreRup      外壁に彫られた女神像は足の長い9等身(?)美人です。片足首は開いて他方は正対しているようです。


3559PreRup      スカートの襞の一つ一つまで漆喰で彫って有ります。周りに残る彫り物も手の混んだ物です。


3560PreRup      漆喰の上に彩色と金箔を貼ったでしょうから、往時は見上げて光り輝いていたことでしょう。


3562PreRup      高温・多湿・多雨・強い陽射しと草木による破壊に良く耐えたと驚きます。ポルポト時代の放置も大きなダメージだったでしょう。


3565PreRup      中心には神様の基台が残り、現代の仏陀像が祀られています。(他と同様に、拝礼させて戴きました)


3551PreRup      周囲に配された四基の塔は、基壇も低く高さも低く主塔とのバランスを取っています。


122PreRup/JUL2004              往時は漆喰の彫刻で飾られていた事でしょう。


3564PreRup      祀られた神様によってリンテルの構図や門のデザインも違ってくるのでしょう。


3575PreRup      下に降りて内回廊の連珠格子を撮りました。往時の首都シムリアップでも寺院毎に連珠の形が色々有るようです。

ご覧戴き有難う御座います。
ご感想・ご意見を戴けると幸いです。

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