BENG MEALEA 遺跡 |
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![]() 2998BengMealea 倒壊を免れた部分を見ると、美しく石積したその技術の高い事が解ります。 |
濠に囲まれた広大な境内にある寺院は半分以上瓦礫の山となっています。 残っている建物には見事な彫刻が施されています。 ここのハイライトは建物の構成と外観の美しさにあります。 修復が成ればアンコールワットに次ぐ観光の名所になると思います。 往時の方法と材料を使い可能な限り現存する部材を使う日本式の修復で甦らせて貰いたいと思いながらの参拝になりました。 お隣のTHAILANDのPRASAT SDOK KOK THOMのように民間の援助も容れて復元して貰いたいと痛切に思います。 観光客の受けを良くするためガイドによっては瓦礫の山に登らせて写真を撮るなど不法行為も見かけました。 また、地元の子供達が屋根や塀の上を遊び廻っており、観光客から小銭を貰う所にもなっているようで、対応を急ぐ必要を感じます。 |
![]() 3062BengMealea 七つ頭の蛇神の手摺が残る遺跡の南の入口には、入場券のチェックをする役人達がいます。 |
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![]() 2946BengMealea お濠には蓮の花が咲いていました。 |
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![]() 2947BengMealea 濠を渡ったここの崩落した跡は、南の門(山門)が在ったと思われます。左右に土塁のようになっていますが外塀跡か?。 |
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![]() 2948BengMealea その積石に彫刻が見られますので、この先どんな彫刻が見られるかワクワク心が急きます。 |
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![]() 2949BengMealea 参道は相当に長く歩きます。山門跡を過ぎると蛇の手摺のテラスになっています。(アンコールワットと同じようです) |
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![]() 2951BengMealea 半分程も歩くと正面に崩落した石の山が見えます。 右方に新しい洋式のお手洗いが在り使いましたが、木の柵が在るのはやはり地雷に注意の気持ちの表れかと少し緊張しました。 |
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![]() 2955BengMealea 南の入口です。見学コースはここから右方(東)へ回り込みます。 |
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![]() 2956BengMealea テラスを支える柱は丸く加工してあります。手前に極楽へ登る段を意味する蓮の模様の石が見えます。 |
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![]() 2958BengMealea 重厚な造りであったことがうかがえます。南の入口の塔も崩落しています。 |
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![]() 2959BengMealea 南の入口から外回廊が延びています。東から南の入口の塔を撮りました。どの積石もきちんと面を仕上げてあります。 |
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![]() 2960BengMealea 向こうは外回廊の東南の角です。倒壊した外回廊を越えて中に入るように簡単な木製の通路が設えてあります。 制服らしいものを着た小父さんはタバコを吸いながら仲間とおしゃべりです。母系社会で職場の無い田舎では、多くの男は日がな一日ブラブラ遊んでるらしい。 |
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![]() 2962BengMealea 外回廊のすぐ内側に連珠格子の高窓の建物が在ります。基礎石から屋根までデザインされ彫刻が施されています。 |
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![]() 2961BengMealea その東南の角です。閉切り扉の模擬入口と彫刻があります。 |
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![]() 2963BengMealea 開かずの扉なのに足元の石段が磨耗しています?。飾柱は無くなっていますが模様が良く彫られています。 袖柱の丸い連続模様は、シムリアップのTa Prohm寺院のものと似ています。 |
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![]() 2964BengMealea 高窓の連珠格子のくびれはアンコールワットに比べ少し少なくなっているようです。が?品質にばらつきが!。 |
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![]() 2965BengMealea 壁の礎石の部分にも彫刻が施されています。互いの石の組合せも見事です。 |
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![]() 2966BengMealea 薄学なもので何の場面か解りませんが、良く見掛ける構図です。解説を聞きながら参拝したいものです。 |
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![]() 2967BengMealea 三つ頭の象の神様のリンテルには落下防止の応急処置がされてます。 |
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![]() 2968BengMealea リンテルの彫刻を撮りたくても、何処も同じように近寄れない状態です。 |
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![]() 2969BengMealea 日本隊の手により丁寧に発掘し復元すれば、これらも見事に見られるようになるのでしょうが?。 |
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![]() 2970BengMealea 外回廊の内側にも濠か池が沐浴池が在った様で、丸い柱を使った石橋をコースを歩いて二度見ました。 |
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![]() 2971BengMealea 見通しの利かないコースの通路は曲がりや迂回が多くその内方角を失いました。 |
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![]() 2973BengMealea 袖飾柱の下の神様(仙人)も形が違います。 |
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![]() 2976BengMealea 建物の基礎の部分や壁の礎石はとてもしっかり造られてます。また、全面に模様が彫られてます。 |
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![]() 2977BengMealea 内部の建物も崩落が激しい状態です。 |
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![]() 2978BengMealea 往時は綺麗な素晴らしい建築物だった事が伺えます。 |
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![]() 2980BengMealea リンテルの上の二つの孔は、これを盗もうと泥棒が明けたものでは無いでしょうか?。 |
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![]() 2981BengMealea 根を張って崩壊させている木はガイドは説明ではイチジクの木だそうです。 |
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![]() 2983BengMealea ジャングル化して日光が当たらないのか、苔むしてます。 |
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![]() 2984BengMealea 浮彫り彫刻も見事です。 |
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![]() 2985BengMealea 袖飾柱の下方に位置するのはアプサラダンスを踊る舞姫のようです。上は仙人でしょうか?。 |
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![]() 2987BengMealea こちらの袖飾柱にも「舞姫?」が見られます。簡単に外せる飾柱は無くなっています。 |
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![]() 2988BengMealea 不老不死の仙薬を練る場面のリンテルです。 |
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![]() 2989BengMealea やっと仙人を見つけました。 |
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![]() 2990BengMealea こちらは傷みが少ないようです。 |
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![]() 2991BengMealea 中央の塔と思われる瓦礫の山です。通路の木道を外れこの上に登って記念撮影をさせている悪ガイドもいます。 |
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![]() 2993BengMealea 全て瓦礫の中??。 |
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![]() 2994BengMealea コースは崩落した上や傍を仮渡しの板路で作られているため、思いがけない角度で見ることが出来ます。 蛇の神様「ナーガ」の頭は左右共に盗難に遭ったのではないでしょうか?。同じように欠けています。 |
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![]() 2995BengMealea コースの6〜7割は上から見るようになっています。 |
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![]() 2996BengMealea 本編最初の画像のアップです。他所でも時々祠のような中に納まった神様達の構図を見かけます。 |
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![]() 3002BengMealea 崩壊を免れた回廊を通りました。蝙蝠のねぐらになっているため、湿気と糞で悪臭がひどい状態です。 |
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![]() 3001BengMealea 中から見た連珠格子の高窓です。芸術的雰囲気が満喫できます。王様もこの感じを味わったのでしょう?。 |
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![]() 3004BengMealea どうですか?。この連珠格子の美しさ!、着飾った姫たちが通る姿が透いて見える場面を想像して見てください。 この袖飾柱の彫物も注目です。馬に引れた乗物には王家の人達か?五人座っています。丸い模様には舞姫も!。珍しい構図です。 |
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![]() 3005BengMealea 袖飾柱の側面の模様にも沢山の神様が刻まれています。 |
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![]() 3006BengMealea その正面の彫物です。ここ独特のデザインのように思います。 |
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![]() 3007BengMealea イチジクの木とやらの根っこが絡みついています。修復の手を早く!早く!と思わずには居られません。 |
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![]() 3013BengMealea リンテルが瓦礫の前に置かれています。 |
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![]() 3015BengMealea グルグルと見通しの利かない通路を通っていつの間にか北の参道へ出ました。こちらは寂しい限りです。 |
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![]() 3017BengMealea 祠の中に納まった片膝立で合掌している像は顔の表情が伺える少ない彫物です。 |
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![]() 3019BengMealea 北から西方へ周り込んで撮りました。手前は蟻塚の跡です。これも遺跡を崩壊させる原因の一つでしょう?。 |
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![]() 3020BengMealea あちらこちらに女神の像が彫られています。多分回廊の外壁と思われますが建物間取りがつかめません。 |
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![]() 3026BengMealea 通路からは高い見上げる位置になり、崩落した部材の山で近寄ることが出来ないのがほとんどです。 |
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![]() 3027BengMealea 近寄って写したいが肥満体の身では湿って苔むした滑る石の上は??。本日曇天、望遠も×、デジカメでは無理でした。 |
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![]() 3028BengMealea それでも何とか顔の残る右側の女神を撮りたいと頑張ってみましたが?。 |
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![]() 3029BengMealea 周囲の模様の中に立つ女神は、往時は彩色されてたでしょうから豪華絢爛だったでしょう。 |
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![]() 3032BengMealea 此処は比較的良く残ってます。顔を破壊されて悲しい限りですね!。 |
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![]() 3034BengMealea この閉切り門のリンテルを支える飾柱が片方だけ残っています。 |
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![]() 3037BengMealea 小銃を持った警備員?に守られて?崩落した部材を掘り起こして引きずっていました。 |
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![]() 3036BengMealea このままでは観光客に踏まれてしまう所なので掘り起こして移動しているようです。 |
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![]() 3038BengMealea 袖飾柱の図柄も様々です。仙人も彫られています。 |
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![]() 3049BengMealea 崩落した石の量を見ていると気が遠くなるような労力がかかったことが感じられます。 |
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![]() 3050BengMealea 前画像の右側です。崩落した石には小さな穴があります。何の工夫か知りたいものです。 |
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![]() 3051BengMealea 沢山の彫物で飾られていたこの寺は、修復がなれば観光名所になるでしょう。 |
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3052BengMealea 一通り見学のコースを廻って南の入口に戻ってから、東の参道を見に行きました。 右方は参道のテラスです。中央が東の入口(正門)になるのでしょう。左は脇の入口門?。崩落が激しく何処からの入れません。 |
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3057BengMealea テラスの始まりの石段です。 テラスの北側(右方)です。 |
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![]() 3056BengMealea 東へ続く参道です。(遺跡は殆どが東向きですから、ここが正道と思われます。) |
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![]() 3059BengMealea テラスを歩いて正門入口を撮りました。ふと、地雷のことを思い出し先に行くのは怖くて止めました。 この先のWat KOH KERと、更に先のタイ王国との国境に在る PREAH VIHEAR Temple(Prasat KHAO PHRA WIHAN)の三っの寺を修復前に参拝でき、てとても良かったと思っています。 いずれもクメール王朝の素晴らしい建築物で、いずれ近い内に修復が始まることでしょう。 そうなると暫らくは参拝もできなくなるでしょうから、この時期に行けたことは幸いな事と思います。 道路や宿泊施設などが整えば、これ等を巡る一泊のツアーコースとして人気が出ることは間違いないでしょう。 ついでですが、東を流れるメコン河西岸のラオスにもクメール遺跡の Wat PHOU が在り、やっと発掘が始まったところです。 少し苦労はしますが、その侭の遺跡をご覧になり何かを感じる事をお勧めします。 |