BANTEAY KDEI 遺跡 |
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![]() 138BanteayKdei/JUL2004 四面塔の山門は立派です。右側角にはガルーダの彫刻が残っています。 |
アンコールワットの東門(裏門)から東へ延びる道路を約4`行った所に造られた遺跡です。 アンコールワットの中心からの直線距離は約4`でほぼ東北の方角です。 境内は約800b×約500bと広大で、東には800b×約400bの大きな池が在り、Srah Srangと呼ばれる建築物が池の中心に在ったようです。 現在は崩壊して見る事は出来ません。 この池の縁には沐浴する石段と大きな蛇の手摺を持つテラスが在ります。 往時の人々はここで沐浴し、身を清めてから四面塔の山門を潜り参拝したと思われます。 参道は真東から北へ約5度振れた方角を向いています。 ここのハイライトは、幾つもの塔とこれを結ぶ回廊の内外壁面に浮彫り彫刻されている女神像や守護神の像です。 また、アプサラダンスを踊る踊り子の浮彫り彫刻もいたる所に在り、王朝の華やかさを演出しています。 |
![]() 3351BanteayKdei/JUL2009 大きな池に面して沐浴できる石段の護岸や船着場?の在る遺跡は、インドやタイ、ラオスにも在ります。 |
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![]() 3353BanteayKdei/JUL2009 左方です。水上でもようされる華麗な行事や舟遊び、船のレースなども在った事でしょう?。 |
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![]() 3354BanteayKdei/JUL2009 右方です。画像正面に古い護岸が見られるように、石段は全周に渡って造られていたようです。 |
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![]() 3352BanteayKdei/JUL2009 蛇の手摺の船着場は三段のテラスになっています。 |
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![]() 3356BanteayKdei/JUL2009 水際まで降りて撮りました。蓮の花弁を模った段石が置かれています。王族はこの上を歩いて参拝した事でしょう?。 |
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![]() 3357BanteayKdei/JUL2009 蛇の上にはガルーダが乗っています。 |
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![]() 3358BanteayKdei/JUL2009 背面にも蛇が首を出しています。(横に在る手摺部分です) |
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![]() 3363BanteayKdei/JUL2009 テラスから四面塔の山門への参道です。テラスの規模から推測して、往時はここにも建物が在ったかも?。 |
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![]() 139BanteayKdei/JUL2004 山門前から振返ってテラスを撮りました。 五年前もみやげ物店が並んでいました。 |
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![]() 3367BanteayKdei/JUL2009 山門脇には修復に携わる上智大学の看板が在ります。 |
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![]() 3371BanteayKdei/JUL2009 境内は幅約500b・奥行き約700bの石塀で囲まれています。東西南北に入口が在ります。 |
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![]() 3373BanteayKdei/JUL2009 山門を入り、振返って撮りました。 この山門一つでタイ王国の小さなPrasat以上の見応えが在ります。 |
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![]() 3374BanteayKdei/JUL2009 参道を進むと約250b×250b・幅30b程の濠に囲まれ、更に濠の内側には石積の内塀が在ります。 画像は濠を渡る蛇の手摺の有るテラスの様になっている参道から、内塀の入口門を撮りました。左右に脇門を持った立派な建物です。 |
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![]() 3375BanteayKdei/JUL2009 正面の門の上の彫刻は、弓を持った王様と傍に正装の后み見える人物が祠の中に刻まれています。 |
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![]() 3377BanteayKdei/JUL2009 右方の連珠格子窓の間には女神達が、脇門にも彫刻があります。更に石塀になって続いています。 |
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![]() 3379BanteayKdei/JUL2009 こちらは左方です。左右対称に造られていたでしょうが、内塀の一部は失われています。 |
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![]() 3380BanteayKdei/JUL2009 足は横向きになっています。お顔は少し面長傾向です。スカートの両脇に垂れている布は帯なのか飾り布か?。 |
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![]() 3383BanteayKdei/JUL2009 門脇の飾柱は彫が深く、根元には踊子か?、その脇の袖飾にも踊子らしいのが彫られています。 |
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![]() 3384BanteayKdei/JUL2009 こちらは飾柱の下は風化が激しく判りませんが、袖飾ははっきりしています。 |
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![]() 3387BanteayKdei/JUL2009 入口門の建物の中心には、天蓋の下に仏陀像が祀られています。 |
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![]() 3389BanteayKdei/JUL2009 この遺跡も沢山の彫刻で飾られています。丸い模様の中には様々なものが彫られています。 |
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![]() 3390BanteayKdei/JUL2009 長く編んだ髪と髪飾り、伏目なお顔は悲しそうです。足は正対しています。 |
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![]() 3392BanteayKdei/JUL2009 壁面を埋める模様が彫られている中で、ダミーの連珠格子窓の上は積石が出ています。漆喰の絵でも?。 |
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![]() 130BanteayKdei/JUL2004 更に進むと60b四方の回廊に囲まれた幾つも塔の在る(九基?)区域が在ります。 |
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![]() 130BanteayKdei/JUL2004 外回廊や互いの塔を結ぶ回廊には沢山の女神像が在ります。 |
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![]() 132BanteayKdei/JUL2004 これ等の様式がクメール文化として地方に伝播して行き、数百`先でも手本になり寺院が造営されたのでしょう。 |
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![]() 133BanteayKdei/JUL2004 五年前の画像です。今回は見掛けませんでした。 |
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![]() 135BanteayKdei/JUL2004 指のしなりがすごいですね!。 |
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![]() 136BanteayKdei/JUL2004 蓮の上で踊る二人の踊子。天竺の様子でしょうか?。 |
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![]() 137BanteayKdei/JUL2004 柱に彫られた踊子の彫物はとても強く記憶されました。夜は市内でアプサラ・ディナーショーを観賞しました。 |
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![]() 3393BanteayKdei/JUL2009 多くの塔の在る区域には崩落した部材が整理して保管されています。一日も早い復元を希望します。 |
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![]() 3394BanteayKdei/JUL2009 崩落防止にコンクリートで応急処置したのでしょうが、不細工ですね!。 |
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![]() 3395BanteayKdei/JUL2009 足元にうずくまるのは、下女でしょうか?、奴隷でしょうか?。珍しい構図です。 |
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![]() 3396BanteayKdei/JUL2009 スカートの模様まで彫り込まれています。左の牡丹のような大輪の花は何の花か知りたいですね!。 |
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![]() 3398BanteayKdei/JUL2009 とにかく女神像の彫刻には魅了されます。なぜ沢山の女神像が彫られたかも疑問です。 |
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![]() 3399BanteayKdei/JUL2009 眉を吊り上げた怖いお顔の女神像を撮りましたが、左の飾連珠格子窓の上には花の彫刻がされています。 |
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![]() 3403BanteayKdei/JUL2009 塔の在る区域を廻っていると方角を失います。九基の内のどの位置の塔か解りません。 |
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![]() 3404BanteayKdei/JUL2009 近寄って見上げて撮りました。 |
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![]() 3408BanteayKdei/JUL2009 崩落を止めるための応急処置のバンドを巻いている塔が幾つかあります。 |
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![]() 3407BanteayKdei/JUL2009 九基の塔は互いに回廊で結ばれています。その外壁には夥しい彫刻が施されています。 |
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![]() 3409BanteayKdei/JUL2009 つい日本人的旅行パターンになってしまい一日に幾つもの遺跡を廻ってしまいましたが、次回は二場所程度に?。 |
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![]() 3405BanteayKdei/JUL2009 内部にも見事な彫刻が風化されずに残っています。何れは綺麗に洗われてお目にかかれるでしょうが?。 |
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![]() 3410BanteayKdei/JUL2009 各塔の中心部には神様の基台が残るのが普通ですが、ここは塔から落下した像が添えられていました。 |
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![]() 3412BanteayKdei/JUL2009 回廊の夫々の門にはリンテルと両脇には飾柱が残っています。このKhmer様式がタイやラオスでも見られます。 |
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![]() 3414BanteayKdei/JUL2009 左手前の女神様は、日本人的な美人顔です。 |
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![]() 3415BanteayKdei/JUL2009 おでことあごが出て大きく薄い唇と釣り眼のこの女神様は現在の人に見かける同じお顔です。 |
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![]() 3417BanteayKdei/JUL2009 ここの連珠格子窓の上には神様の祠が彫られています。往時は連珠柱の上には何が描かれていたのでしょうか?。 |
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![]() 3418BanteayKdei/JUL2009 飾の連珠格子窓の左方に彫られている丸い模様の中には一つ一つ違った花が彫られています。 |
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![]() 3419BanteayKdei/JUL2009 こちらも同様なパターンです。飾連珠格子窓の中心上には鬼が彫られています。 |
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![]() 3420BanteayKdei/JUL2009 塔には上の方にも女神様の像が彫られています。 |
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![]() 3422BanteayKdei/JUL2009 周囲を囲む回廊の外壁も倒壊しそうです。崩落部の部材も残されています。 |
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![]() 3423BanteayKdei/JUL2009 なるべく早い内に修復される事を願います!。お金を生む石の山、勿体無い限りですね。 |
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![]() 3424BanteayKdei/JUL2009 九基の塔を囲む回廊の西の入口門は崩落していて通れません。 |
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![]() 3425BanteayKdei/JUL2009 40b程先には西の山門が在ります。 |
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![]() 3426BanteayKdei/JUL2009 観光客もここまで来る方は少ないようです。しかし、修復前の数少ない往時のままを見られる建物です。 |
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![]() 3427BanteayKdei/JUL2009 門脇の一番目立つ所の女神様の彫刻は、やはり素晴らしい!。 |
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![]() 3428BanteayKdei/JUL2009 近くのこの女神像と、前画像とは乳の位置が高く、人種的に違うのでは?(シンガポール人系?) |
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![]() 3429BanteayKdei/JUL2009 とにかく素晴らしいの連発です。 |
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![]() 3432BanteayKdei/JUL2009 首飾り、腕輪、スカート、帯飾、垂布まで細工が緻密です。往時の彩色でどんなに晴れやかだったでしょうか?。 |
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![]() 3433BanteayKdei/JUL2009 上の方にも見事な彫刻が成されています。鬼や、蛇神もあちらこちらに見られます。 |
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![]() 3434BanteayKdei/JUL2009 入口門の上を飾る彫刻です。主神は削られていますが、彫は深く立派な物です。 |
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![]() 3435BanteayKdei/JUL2009 傷みの少ない飾柱を見つけました。堀が深く、細工も立派です。欠けて落てる破片が紛失しない事を祈ります。 |
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![]() 3436BanteayKdei/JUL2009 左右の垂れ下がった花の模様が違っています。 |
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![]() 3437BanteayKdei/JUL2009 西の山門のテラスです。向こうは西の参道です。 |
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![]() 3446BanteayKdei/JUL2009 往時はテラスまでお濠の水が有り、左右に延びてる石段の所で沐浴し身を清めて参拝した事でしょう。 |
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![]() 3449BanteayKdei/JUL2009 蛇の手摺が在る立派なテラスから山門へと、神の領域に入るには身を引き締めて進んだことでしょう。 |
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![]() 3450BanteayKdei/JUL2009 西の山門の正面の門です。手前の袖室は柱が残り、中心部は崩落して入れません。 |
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![]() 3452BanteayKdei/JUL2009 西の山門の入口右方の女神像です。西の山門には沢山の像が有りますので主なものを紹介します。 |
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![]() 3438BanteayKdei/JUL2009 守護神は何を思うか目を伏せています。 |
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![]() 3445BanteayKdei/JUL2009 女神像の上には鬼の顔も見えます。女神を守っているのでしょうか?。 |
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![]() 3453BanteayKdei/JUL2009 胸に手を当て何を祈っているのでしょうか?。 |
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![]() 3454BanteayKdei/JUL2009 右肩の後ろに見えるものは花のようですが、何なのでしょうか?。 |
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![]() 3455BanteayKdei/JUL2009 この女神様は、連なった眉と厚い唇、少し恐持てなお顔をしています。 |
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![]() 3462BanteayKdei/JUL2009 門の袖飾の下の彫刻です。アプサラを踊っているのでしょうか?。楽しげな雰囲気が有ります。 |
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![]() 3464BanteayKdei/JUL2009 さて、戻り道ですが石塀の脇門の側面にも見事な彫刻が在ります。手前の多孔質の石積は塀の石積の一部です。 |
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![]() 3467BanteayKdei/JUL2009 これも門の袖飾の下の彫刻です。瞑想しているのでしょうか?。 |
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![]() 3470BanteayKdei/JUL2009 こちらの女神像はアンコールワットに見られるものと同じような華やかさが在ります。 |
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![]() 3472BanteayKdei/JUL2009 戻り道で見た建物の外壁にも沢山の女神像が彫られています。同じようなものばかり見ていると好きでも???。 |
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![]() 3474BanteayKdei/JUL2009 次に来る時は弁当持参で丸一日ゆっくりと過ごしたい遺跡です。 |
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![]() 3475BanteayKdei/JUL2009 最後になりますが、崩落した部材の中に素敵なお顔の彫物を見つけました。 |