BAKONG 遺跡
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3208Bakong/JUL2009     一際高い塔が五段の階段ピラミッド状の基壇の上にそびえて異彩を放っています。


シムリアップ市街から6号線を東進して約13`程のLOLUM村に在るロルアス遺跡群の中の最大の建築物です。
 6号線から右折して1,100b程で遺跡の北側に突き当たります。左折して濠沿いに400b程で東の入口に着きます。
 寺の境内は広大で南北300b・東西350bの方形で外濠に囲まれています。
 往時はその外に800b×800bの濠が在ったようです。
 ここのハイライトは五段に作られた階段状の基壇上の中心にレンガ積の綺麗な塔と四段目には12基の祠を配し、一段目の基壇の外周に整然と配された八基の塔とのバランスの良い景観です。
 また、僧房として使われてきた木造の建物も現在修復の手が入っているようです。
 残念ながら見学は出来ませんでした。

3192Bakong/JUL2009     東の入口の前です。机に座っている役人がチケットのチェックをします。左右に延びる石塀には連珠格子が在ります。


3191Bakong/JUL2009     こちらは来た道。ウッカリ石塀の向こうに僅かに見える水には気付かず「随分と長い立派な石塀だなー」と感心!。


3194Bakong/JUL2009     こちらは左方。乗ってきた車が行く方向にも塀が続いていることに感心しながら、立派な菩提樹を入れて撮りました。


3195Bakong/JUL2009     正面に綺麗な塔が見えたときは、思わずここで一枚撮ろうと思います。


233Bakong/JUL2004     五年前にも同じ所で撮っています。立木の枝葉がまだ茂って無いですね。


3190Bakong/JUL2009     門前に露店が一つ、売ってる布地にとても興味が?。ま、帰りでも良いか!と見ず仕舞、住民の手織かな?残念無念。


3196Bakong/JUL2009     連珠格子窓の様子からすると、入口も相当大きな建物が在った様です。ここは濠の外側に石塀を廻らしています。


3198Bakong/JUL2009     おおーお濠も広くて立派なもの、水も綺麗だし、豪勢だなーとまた感心しました。


3199Bakong/JUL2009     蛇の手摺の七つ頭の蛇神様も大きくて立派です。(アングルがもうチョイ何とか?惜しかったな!)


3201Bakong/JUL2009     こちらは北側のお濠です。一部には護岸の石積も見えます。沐浴を兼ねた濠でしょうか?。


3202Bakong/JUL2009     参道を進むと本殿を囲む石塀の入口門に着きます。敷地は周囲より50a程高くなっています。


3203Bakong/JUL2009     左方の脇門と石塀の向こうには上部に通気孔の有る建物が在ります。


3204Bakong/JUL2009     こちらは右方の脇門です。右の建物は政府による修復中の看板が出ています。


3206Bakong/JUL2009     いずれ綺麗に修復されるでしょう。近代の仏陀像や壁画等あるのでしょうが、見学は出来ませんでした。


3207Bakong/JUL2009     遺跡の巡礼をしていると時々僧服の法界人を見かけます。国籍は判りませんが結構若い人がお供をしています。


3208Bakong/JUL2009     石塀の門を入った所です。左右に経倉のような細長い建物が在り、その外側左右に塔跡が在ります。


3210Bakong/JUL2009     その右方の細長い建物です。


3212Bakong/JUL2009     更に右の塔跡です。正面の左右ですから相当に立派な塔だった様です。


3214Bakong/JUL2009     雑な修復が成されていますが、リンテルの神様は猿に乗ってます。


3215Bakong/JUL2009     石段脇には獅子像があり、その下には守護神の像が刻まれています。


3220Bakong/JUL2009     こちらは左方の塔跡です。


3208cBakong/JUL2009     さて、元に戻って正面の階段ピラミッド状の一段目の門を潜って石段を登ります。


3208dBakong/JUL2009     振返って今来た参道を撮りました。なんと無くインドネシアのボロブドゥールに登った時と感じが似ています。


3221Bakong/JUL2009     一段目を登りましたが、思いなおして左方(南側)へ回り込んで正面登り口を撮りました。


3227Bakong/JUL2009     段の角には象の彫物が置かれています。手前には周囲の塔の崩落した部材が散乱しています。


3228Bakong/JUL2009     南の石段です。ここから登りました。


3229Bakong/JUL2009     正面より小造りです。排水孔が隅に見えます。設計者は一番気を遣う要件です。


3239Bakong/JUL2009    石段の両脇には段毎に獅子の彫物が置かれてます。左は入口門の背面彫刻ですが風化と崩落で内容が不明でした。


3241Bakong/JUL2009    段の四隅には象の彫物が置かれてます。段の縁には手摺が有ったのでしょう、石に角穴があいてます。


3242Bakong/JUL2009    四段目には12基の小さな祠が在ります。


3244Bakong/JUL2009    五段目の壁面には彫刻の一部が残ってます。彫が浅い為ほとんどが風化で剥落しています。


3246Bakong/JUL2009    五段目の縁石には、蓮の花弁とアプサラを踊る模様が刻まれています。天竺世界を具現化しています。


3245Bakong/JUL2009    こちらは祠の上を飾る彫物が残っています。


3247Bakong/JUL2009    本殿の塔です。


3248Bakong/JUL2009     塔のテラスは五段目より更に1b程高くなっています。


3250Bakong/JUL2009    中は一坪余りの広さで、現代の小さな仏陀像が祀られてます。


3249Bakong/JUL2009    中心は掘り起こされ穴になっています。


3270Bakong/JUL2009    塔正面のリンテルと彫刻です。


3251Bakong/JUL2009    左方の女神像です。石の色が違うのは修復したからでしょう。


3253Bakong/JUL2009    南側の閉切り扉の飾柱の下の仙人と守護神の彫物です。いつも眼の隅に入りながら目立たない存在が好きです。


3254Bakong/JUL2009    こちらの仙人は何の上に胡坐をかいているのでしょうか?。蓮の花のようにもみえますが?。


3255Bakong/JUL2009    珍しい形の冠を着けています。正対している足の足輪にも模様が見られます。花輪なのでしょうか?。


3258Bakong/JUL2009    塔は沢山の彫刻で飾られていたようです。


3259Bakong/JUL2009    右方の仙人などは、まさに「お前さんに福を授けてやるぞ」と言っている様に見えます。


3261Bakong/JUL2009    獅子が威嚇して歯をむき出した形相も怖いが、右下の女神が片足曲げてポーズを取るのも珍しい。


3262Bakong/JUL2009    理想の体形とは言え胴のくびれは極端ですね!。石の色も違ってますから???。


3263Bakong/JUL2009    スカートの柄まで掘り込んであります。また、左足脇の彫物は猿でしょうか?。


3266Bakong/JUL2009    塔の下に使われている石も動かした形跡が在ります。ほとんど倒壊したものを復元した様に思います。


3267Bakong/JUL2009    欠損した部分をレプリカに挿げ替えるよりは、このような修復の方が想像力を刺激します。


3268Bakong/JUL2009    弾痕らしい跡が無いのは、ポルポトの被害が無かったのでしょうか?。


3269Bakong/JUL2009    女神達は皆目を伏せています。蓮の蕾の下の石には立派な花弁が彫られています。


3271Bakong/JUL2009    このレンガ積の塔は北側の東方の塔です。


3272Bakong/JUL2009    北の石段を挟んで対称の位置に在る北側の西方の塔です。


3273Bakong/JUL2009    向こうへ延びる道は西の参道です。塔は西側の北方に在ります。


3274Bakong/JUL2009    西の参道の石段を挟んで西側の南方の塔です。


3240Bakong/JUL2009      これは南側の西方の塔です。


3275Bakong/JUL2009    西の参道を出たところに車は居るとの事で石段を降ります。

大木の下に体の不自由な人の楽団が上手に民族音楽を奏でていました。私もチップを遣り一曲御願いしました。雰囲気に合った良い音色を楽しみました。


3277Bakong/JUL2009    西の石段の入口裏の彫刻です。ここの祠の飾柱は丸く加工されてます。


3278Bakong/JUL2009    同所一段目から北を撮りました。排水方法を知りたかったが?。千年余経た何らかの仕掛けが必ずある筈です。


3224Bakong/JUL2009    さて、基壇上から紹介しなかった、南側の東方の塔です。上部は崩落してほとんど有りません。


3222Bakong/JUL2009    リンテルなど部材が幾つも転がっています。


3237Bakong/JUL2009    塔の周囲の壁面には漆喰塗りの女神や守護神が彫られています。


3238Bakong/JUL2009    閉切り門や門枠・飾柱・リンテルなどは砂岩が使われていますが風化し易いようです。


3280Bakong/JUL2009     隣の遺跡Preah Koと同じくリンテルの上の石には沢山の合掌した人の顔が彫られています。


3294Bakong/JUL2009     塔は何れも東を向いて建てられています。


3296Bakong/JUL2009      ここの文化がタイ王国やラオスまで伝わったことは、素晴らしいクメール王朝の遺産に感心します。


3283Bakong/JUL2009     西北の角から塔を撮りました。


3282Bakong/JUL2009    北の登り口は修復中でした。


3287Bakong/JUL2009      北の登り門の最初と二段目は蓮の花弁の模様の石段になっています。正に天竺への階段です。


3309Bakong/JUL2009      天を突き刺すような塔と、五段の基壇とのバランスは四段目の12基の祠の蓮華トップと手摺に有ったのでは?。


3299Bakong/JUL2009      近くから見上げると、塔のみが異常に突出た感じがします。


3285Bakong/JUL2009      北の石塀の外では、修復をしている人達でしょうヘルメットを被り木材の用意をしていました。


3307Bakong/JUL2009      機材を盗まれないように夜番に使うのか?小さな小屋も造られていました。


3318Bakong/JUL2009   西(裏)の参道を帰ります。(このガイドは何時も一人先に行き、カメラアングルに入ってしまいます。今回は二日で変えて貰いました)

 後で気が付いたのですが、Jul2004年に最初に参拝に行った時に、日本人ガイドの助手として見習いに付いた現地人でした。 当時は国政で現地人ガイドを雇うことが義務付けられてたと記憶してます。 今回(Jul2009)奇しくも同じ現地ガイドになりましたが、当方の希望する遺跡へ行くのも、道順が悪いとか、時間が無いとか理由をつけて、暗にチップをねだる雰囲気が見え見えでした。 当方がお金持ちで無いと見抜いたのか「ここはカンボジアだ、俺たちの言う事を聞け!」と言った塩梅で、日本の旅行社に雇われてるにも係らずプライドをむき出しでした。 これも日本人観光客のマナー(チップを多く弾む)のとばっちりを受けたようです。



3317Bakong/JUL2009      西のお濠です。護岸の積石も立派な物です。


3319Bakong/JUL2009      お濠を囲む石塀が木立の向こうに見え隠れします。お濠は天然のクーラーになります。多孔質の石は濠から切出した?。


3320Bakong/JUL2009      広大な境内の清掃管理も人々の仕事を作り出しています。昔も堀脇に門番の建物が在ったのでしょうか?。


3323Bakong/JUL2009      お濠の外塀の真北に当たる所に記念碑が在ります。6号線から来て遺跡に突き当たる場所です。


3322Bakong/JUL2009      私に解るアルファベットはこの一面のみでした。

ご覧戴き有難う御座います。
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